はじめに
老後資金や相続対策を検討している方の間で、「一時払い保険」 が注目されています。
一時払い保険とは、契約時にまとまった保険料を一括で払い込み、その後は追加の支払いが不要なタイプの保険です。
貯蓄性が高く、死亡保障や年金受取、相続税対策など幅広い目的で活用できるのが特長です。
銀行の定期預金や投資信託と比べても、「保険+資産形成」 が同時にできる点で選ばれています。
この記事では、一時払い保険が選ばれる理由、一時払い保険の主な種類、取扱い保険会社ごとの商品例と特長、一時払い保険を検討する際の注意点、よくある質問などを紹介します。
この記事でわかること
- 一時払い保険が選ばれる理由
- 一時払い保険の主な種類
- 取扱い保険会社ごとの商品例と特長
- 一時払い保険を検討する際の注意点
- よくある質問
一時払い保険が選ばれる理由
- 追加の支払い不要:契約時に一括払いするだけで、その後の負担がない
- 資産形成性:預金よりも高い予定利率が期待できる商品も多い
- 相続対策:死亡保険金は「みなし相続財産」として非課税枠が利用可能(500万円×法定相続人)
- 老後資金の準備:一時払い終身保険や一時払い年金保険なら、将来の生活資金に活用できる
一時払い保険の主な種類
一時払い終身保険
一括払いで死亡保障を確保。相続対策として人気。
一時払い年金保険
老後に定期的な年金を受け取れる。個人年金の一括型。
外貨建て一時払い保険
米ドル・豪ドルなど外貨で積み立て。円建てより高い利回りを期待できる。
取扱い保険会社ごとの商品例と特長
オリックス生命
商品名:ムーンショット(Moonshot)
- 将来に向けた資産形成ができ、万一の場合は、被保険者が死亡した日の積立金相当額または解約払戻金相当額のいずれか大きい額を死亡保険金として受取れる。健康状態を気にせず申し込める。
- おすすめする人:資産形成をしたいが、健康状態に不安がある方。
アクサ生命
商品名:アップサイドプラス(変額終身保険)
- 一生涯の死亡保障を準備しながら、契約時に運用通貨を2種類の外貨(豪ドル・米ドル)から選択し、積極的な資産運用ができる外貨建ての変額終身保険。
- おすすめする人:積極的に運用を行い、資産を増やしたい方。

マニュライフ生命
商品名:こだわり外貨終身(米ドル建/豪ドル建)
- 為替変動リスクを伴うが、外貨ベースでの安定的な資産形成が可能。
- おすすめする人:円資産だけでなく外貨でも資産を持ちたい方。
一時払い保険を検討する際の注意点

1. 数百万円単位のまとまった資金が必要
一時払い保険は、契約時に数百万円単位の保険料を一括で支払う必要がある商品が多く、手元に十分な余裕資金がある方でないと加入は難しいケースがあります。生活資金や急な出費に必要な資金まで保険に回してしまうと、思わぬ時に資金不足に陥るリスクもあります。そのため、生活費や緊急時に備えた預貯金を確保したうえで、余裕資金を活用することが前提となります。
2. 契約後すぐに解約すると元本割れのリスクあり
一時払い保険には解約返戻金がありますが、契約から数年以内に解約すると、支払った一時払い保険料より少ない金額しか戻ってこない場合があります。これは保険契約にかかる諸経費や、運用がまだ十分に進んでいないことが原因です。特に短期で資金を引き出す予定がある場合には不向きであり、中長期的に資産を預けることができる方に適した商品といえます。
3. 外貨建ての場合は為替変動リスクに注意
外貨建ての一時払い保険は、円建てよりも高い利率が期待できることから人気がありますが、一方で為替変動によるリスクが伴います。たとえば、ドル建てで運用していても、解約時や受け取り時に円高が進んでいると、円換算で受け取れる金額が減ってしまう可能性があります。そのため、外貨建て商品を選ぶ場合には、為替相場の動向やリスクを理解し、長期的な視点で保有する覚悟が求められます。

アドバイザー 齊藤
保険代理店として表彰歴がある保険コンサルタント
👉ワンポイント説明
一時払い終身保険のメリットを最大限に活かすためには、積立利率が重要です。各社異なるのでご相談ください。
よくある質問
一時払い保険のメリットは何ですか?
主なメリットは以下の通りです。
毎月の保険料の負担がなく、支払い忘れの心配がない
契約直後から保障がスタートする
解約返戻金を老後資金や緊急時に活用できる
相続や贈与の際に非課税枠を利用でき、節税効果が期待できる
特に「相続対策」「老後の資産形成」を考える方に人気があります。- 資金や毎年の固定費支出に備えられます。
誰に向いている保険ですか?
以下のような方におすすめです。
老後の生活資金を効率的に準備したい方
子や孫に資産を残したい方
相続・贈与対策を考えている方
毎月の保険料の負担を避けたい方
- 退職金や一度にまとまったお金が入る方
外貨建ての一時払い保険とはどのようなものですか?
米ドルや豪ドルなど外貨で運用するタイプの保険です。
円建てより高い利率が期待できる反面、為替相場によって円換算での受取額が変動するリスクがあります。長期保有を前提に、リスクを理解したうえで活用することが重要です。
デメリットや注意点はありますか?
はい、以下のような注意点があります。
数百万円単位のまとまった資金が必要
契約後すぐに解約すると元本割れのリスクがある
外貨建て商品の場合は為替変動リスクがある
そのため、生活資金や急な出費に必要な資金は残しておき、余裕資金で加入することが大切です。
銀行の定期預金とどう違いますか?
定期預金は元本保証がありますが利率は低め。
一時払い保険は元本保証がない場合もありますが、相続税非課税枠が使える点や利回りの高さがメリットです。
一時払い保険は高齢でも加入できますか?
80歳前後まで加入できる商品もあります。ただし、年齢が高いと返戻率が下がる場合があります。
途中で解約したらどうなりますか?
解約返戻金を受け取れますが、短期間で解約すると元本割れする可能性が高いです。

アドバイザー 齊藤
保険代理店として表彰歴がある
保険コンサルタント
👉ワンポイント説明
通常の保険商品と違い、健康状態の告知をする必要がないです。高齢の方や持病のある方でも加入しやすいのでおすすめです。
まとめ
- 安全志向なら円建て終身(オリックス生命)
- 積極運用なら変額型(アクサ生命)
- インフレや円安対策なら外貨建て(マニュライフ)
- トータル相談型なら日新火災を窓口に
一時払い保険は、資産形成・老後資金・相続対策を同時に検討できる便利な商品です。
茨城県古河市や近隣の方は、当代理店にぜひご相談ください。
アクサ生命、オリックス生命、マニュライフ生命の各社商品を取り扱い、複数社の比較・見積りを無料でご提供いたします。
オンライン相談や訪問も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。