はじめに
医療費の高騰や長寿化の進行により、医療保険の必要性が年々高まっています。
万が一の病気やケガに備え、最適な医療保険に加入することは、将来の安心につながります。
しかし、保険会社や商品が多岐にわたる中で、「どれを選べばよいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、主要6社(日新火災海上、SOMPOひまわり生命、アクサ生命、オリックス生命、マニュライフ生命、チューリッヒ生命)の医療保険商品を比較しながら、選び方のポイントやよくある質問をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 個人契約の医療保険の主要6社
- 各商品の特長、おすすめポイント、おすすめする人
- 医療保険の選び方のポイント
- よくある質問
各社の医療保険商品一覧
チューリッヒ生命
商品名:終身医療保険 プレミアムZシリーズ
- 特長:チューリッヒ生命の医療保険は、シンプルで分かりやすい保障内容とリーズナブルな保険料が魅力です。入院や手術に備えた基本保障を中心に、必要に応じてオプションを自由に組み合わせることで、自分に合ったプランを設計できます。
特に、短期入院から長期入院まで幅広くカバーし、先進医療や通院治療に対応できる特約も用意されています。また、外資系保険会社ならではの効率的な運営により、割安な保険料設定を実現しているのも特長のひとつです。
- 種類:通常型、ワイド型、女性専用型など豊富なバリエーション。
- 評価:価格.com 医療保険部門第1位(過去実績)
- おすすめポイント:
・保険料がリーズナブルで、長期的に無理なく続けられる・必要な保障を自由に組み合わせられるため、ムダのない設計が可能
・短期入院から長期入院まで対応し、現代の医療事情にフィット
・がん・生活習慣病などに備えられる特約も充実
・先進医療特約で高額な先進医療の費用にも対応できる
- おすすめする人:
・とにかくコストを抑えつつ、最低限の医療保障を確保したい方
・自分に必要な保障だけを選んで、シンプルな保険に入りたい方
・将来の医療費に備えて、長期的に安心して続けられる保険を探している方
・がんや生活習慣病のリスクを考えて、特約でカスタマイズしたい方
・初めて医療保険に加入する方や、セカンド保険として補完的に利用したい方
オリックス生命
商品名:医療保険 CURE Next(キュア・ネクスト)
- 特長:オリックス生命の「新CURE」は、シンプルでわかりやすい保障内容が魅力の医療保険です。
入院・手術・放射線治療に対して一生涯保障が続き、1入院の限度日数を選択可能なので、自分に合ったプランを組みやすい点が大きな特長です。また、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に手厚い保障があり、特約を追加することで、がんの通院治療や先進医療の高額費用にも備えることができます。
さらに、持病や既往症がある方向けの「新CUREサポート」も用意されており、健康状態に不安がある方でも加入しやすい柔軟な設計となっています
- 補償:入院・手術・放射線治療に対応。
- 保険料:リーズナブルでコスパ重視。
- おすすめポイント:
・一生涯続く医療保障で長期的に安心
・入院給付金は日帰り入院から支払い対象
・三大疾病保障や先進医療特約など、ニーズに合わせてカスタマイズ可能
・保険料が比較的割安で、コストパフォーマンスに優れている
・持病がある方でも加入しやすい「新CUREサポート」が用意されている
・シンプルでわかりやすい設計なので、保険の複雑さが苦手な方にも安心
- おすすめする人:
・長期的に安定した医療保障を確保したい方
・がんや三大疾病に備えつつ、費用を抑えたい方
・保険料のコストパフォーマンスを重視する方
・健康に不安があり、持病があっても医療保険に入りたい方
・複雑なプランよりも、シンプルでわかりやすい保障内容を求める方
日新火災海上保険
商品名:新・健康のお守り
- 特長:日新火災の「新・健康のお守り」は、入院や手術などにかかる費用を幅広くカバーできる シンプルかつ充実した医療保険 です。現代の医療事情に合わせて、短期入院から長期入院まで対応し、がんや生活習慣病などの治療費にも備えることができます。
また、先進医療特約や通院特約などを追加することで、自分のライフスタイルやリスクに合わせたプラン設計が可能。損保会社ならではの柔軟な保障設計が強みです。
- おすすめポイント:
・入院・手術を幅広く保障し、万が一の医療費負担を軽減・先進医療特約を付ければ、高額な先進医療技術にも対応可能
・通院治療にも備えられ、退院後のフォローまで考えた安心設計
・保険料は比較的リーズナブルで、長期加入にも無理がない
・損害保険会社ならではのサポート体制で、万一のときに安心
- おすすめする人:
・医療費の自己負担が心配な方
・がんや生活習慣病のリスクに備えたい方
・先進医療に対応できる保障を重視している方
・シンプルでわかりやすい医療保険を探している方
・他の損害保険(日新火災の火災保険や自動車保険)とあわせて、一括で契約管理したい方
SOMPOひまわり生命
商品名:健康のお守り(終身型)/ハートワイド(限定告知型)
- 特長:SOMPOひまわり生命の「新・健康のお守り」は、病気やケガによる 入院・手術・先進医療 を幅広くサポートする医療保険です。短期入院が増えている現代医療に対応し、1日からの入院給付金支払いに対応しています。
また、がんや生活習慣病などの長期治療にも備えられるよう、通院保障や特定疾病保障特約を追加でき、保険のカスタマイズ性が高いのも魅力です。さらに、保険料払込免除制度があり、がんや重大疾病にかかった場合には以後の保険料が免除され、長期の安心を確保できます。
- 特約:先進医療、特定治療薬対応、通院給付などが充実。
- おすすめポイント:
・入院1日目から給付金が受け取れる安心設計・高額な先進医療にも対応し、治療費の心配を軽減
・がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病に強い保障を用意
・通院治療や在宅医療まで幅広くカバー可能
・保険料払込免除制度があるため、病気で働けなくなったときでも安心
・大手損保グループの一員として、信頼性と安心感の高いサポート体制
- おすすめする人:
・入院・手術・通院まで幅広く保障を受けたい方
・がんや三大疾病など、大きなリスクに備えたい方
・高額な先進医療治療の可能性に不安がある方・保険料免除制度を重視し、長期的に安心して継続したい方
・SOMPOグループの信頼感を重視して、安心できる保険会社で加入したい方

アクサ生命
商品名:スマート・ケア
- 特長:アクサ生命の「スマート・ケア」は、一生涯にわたって医療保障を確保できる終身型医療保険です。
入院や手術だけでなく、通院や先進医療にも対応できる点が特長で、現代の治療方法に即した設計になっています。さらに、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に対応した保障を手厚く備えられるため、万一の大きな病気にもしっかり対応可能です。
加えて、保険料払込免除特約を付ければ、重い病気にかかったときに以降の保険料が不要となり、経済的な負担を軽減できるのも安心材料です
- 対象:約1,000種類以上の手術、女性疾病対応プランあり。
- サービス:保険料払込免除などのオプションも。
- おすすめポイント:
・入院・手術・通院を幅広くカバーし、日帰り入院や短期入院にも対応
・先進医療特約で高額な最新医療費用も備えられる
・三大疾病に対して手厚い保障を準備可能・保険料払込免除特約により、重病時の経済的負担を軽減できる
・終身型なので、一度加入すれば一生涯安心
・ライフステージに合わせて柔軟に設計でき、長期的な安心感を提供
- おすすめする人:
・一生涯の医療保障を確保したい方・がんや心疾患、脳血管疾患などの大きなリスクに備えたい方
・最新の医療(先進医療)にも備えておきたい方
・病気になった時に保険料の負担を軽減したい方
・シンプルすぎる保障ではなく、幅広いリスクにバランスよく対応したい方
マニュライフ生命
商品名:こだわり医療保険 with PRIDE/なないろメディカルスーパーワイド
- 特長:充実保障型(PRIDE)と緩和型(なないろ)を選べる。
- サービス:骨髄移植、集中治療室対応、女性疾病に強い。
- 緩和型:加入しやすさを重視し、持病がある方も安心。
- おすすめポイント:ニーズに応じて保障内容を選択可能。
- おすすめする人:持病の有無やライフステージに応じた選択をしたい方。

アドバイザー 齊藤
保険代理店として表彰歴がある保険コンサルタント
👉ワンポイント説明
三大疾病払込免除の幅が広く、保険料を抑えられる商品をおすすめします。入院一時金が出るか出ないかの見極めも大切です!
医療保険の選び方のポイント
1. 補償内容と対象範囲
入院日数の上限や日帰り入院対応の有無を確認し、短期・長期いずれの入院にも対応できるかを見極めましょう。
手術・通院・先進医療など、給付対象がどこまでカバーされているかも大切です。特に先進医療は高額なケースもあるため、保障の有無が保険選びに大きく影響します。
2. 保険料のタイプ
終身払い(保険料を一生払い続ける)や、一定期間払い(例えば60歳まで)、更新型(10年ごとに保険料が見直される)など、保険料の支払い方法を選べます。
解約返戻金の有無もチェック。解約返戻金がない無解約返戻金型は、保険料が割安ですが、途中でやめても戻ってくるお金はありません。保険料の安さを重視する方に適しています。
3. 加入条件
健康状態や持病・既往症に関する告知内容によって加入できるかが左右されます。
最近では、持病がある方向けの緩和型医療保険も多く、加入のハードルが下がっています。健康に不安がある方はこのような商品を選択肢に入れましょう。
4. 特約の選択肢
三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)、がん、女性特有の病気(乳がん、子宮筋腫など)、通院などを保障する特約を追加できます。
就業不能や介護保障といったライフリスクに備える特約もあり、保障を拡充できます。必要な保障を見極めて、過不足のない設計を心がけましょう。
5. サポート・サービス
電話健康相談や医療機関紹介、セカンドオピニオンサービスがあると、病気が発覚したときや医療機関の選定時に安心です。
加入後のアフターサポートの充実度も、保険会社によって異なります。定期的なフォローや給付金請求のサポート体制なども比較のポイントです。
よくある質問
医療保険は本当に必要?
公的医療保険だけではカバーしきれない自己負担費用や先進医療への対応に備えるために、多くの方が民間の医療保険に加入しています。
高額療養費制度を活用すれば年収に応じて自己負担額が決まっています。しかし、差額ベッド代や入院時の諸費用は高額療養費の対象外です。そのため、最低限の医療保障は必要です。
何歳までに加入すべき?
若いほど保険料が安く、健康状態も良いため加入しやすい。30〜40代での加入が特におすすめです。
医療保険とがん保険は別に入るべき?
医療保険でもがんは一定範囲カバーされますが、通院や一時金給付などがんに特化した保障が欲しい場合はがん保険も検討しましょう。

アドバイザー 齊藤
保険代理店として表彰歴がある
保険コンサルタント
👉ワンポイント説明
医療保険はオールマイティで、がん保険はがんに特化した保険の為、それぞれ役割が異なります。できれば両方入ることをおすすめします。
あなたに合った医療保険を見つけるには?
- 保険の無料相談窓口を活用しましょう。
- 複数社の保険料・保障内容を比較しましょう。
- ライフステージ(独身・既婚・子育て・退職後)に応じて見直しましょう。
まとめ
医療保険は、加入者のライフスタイルや健康状態によって最適なプランが異なります。本記事で紹介した各社の特徴を比較しながら、自分にとって無理なく、かつ安心できる医療保険を見つけてください。
まずは気になる商品をピックアップし、資料請求や保険相談から始めてみましょう。
当社では主要各社の医療保険のご相談も承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。